2019/03/07

他人に不快感を与えないような服装と髪型、そして毎日風呂に入って清潔さを保つなどの努力を怠っている人間は、本来なら職場という名の戦場に現れるべきではない。そんな人物が視界に入った途端、仕事のモチベーションは下がることが確実なので、目に入れぬようずっと首を曲げていなければならないため極度の肩こりや疲労の原因になるからだ。
また不潔さがもたらす悪臭から逃れるため、ずっと鼻をつままなければならないから片手で仕事をすることになり、効率が落ちて会社の業績にまで響くことは確実なのである。
社会人として生きるということは、そのような日々の心掛けによってつくられた舞台の上で力を合わせ、ともに「金を払ってでも働きたい職場」という夢のチームを築き上げることを意味している。
そのチームの和を乱すようなやる気のない態度を持ち込むことは、会社という船の上でたき火を始めるような非常識な行為であり、厳に慎まなければならないのだ。
たとえあなたが現在会社員でなくとも、この資本主義の世界では無職もまた立派な会社員予備軍であり、家の近所を意味もなく散歩しているときでさえ、長い目で見れば会社への通勤途中にあると言えるのだ。もちろん通勤手当は支給されないが、アイスなどを食べて独り言をつぶやきながら児童公園のまわりをうろついていても、何かの拍子に自分にもっともふさわしい運命的な職場の前にいつのまにかたどり着いているかもしれない。
そんなときのために備えて、あらかじめ散髪へ行ったり風呂に入ることで身だしなみを整えておくことが、現代社会に生きる者の最低限のマナーだと言えるだろう。
「資本主義はけっして君を見捨てない」
そんな巨大な力強い文字が、春の雲のかたちをして青空に浮かんでいるような気が、恐らくあなたもしているのではないだろうか?